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【スタッフブログ】2014/10/16

絵葉書の中の道具

先日、国立新美術館へ行ってきました。この日は夕方から台風の予報だったので逆に空いていると思い、出かけてしまいました。

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日曜で展示内容がオルセー美術館展ともなると通常はかなり混雑して、ゆっくり絵を眺めるのも一苦労です。

やはり空いていて絵を近くで見たり遠くで見たり堪能できました。展示のみどころがURLより見ることができます。

http://orsay2014.jp/smartphone/highlight.html 大きな絵が大迫力なので実物は印象が変わるかもしれません。

モネの絵は3~5m離れて観ると画素が丁度良くなり、とくに毛皮などが描かれている場合は近くではだだの「色」ですが、

離れて観ると毛皮が本当にふわふわしているように見えてきたりしますので距離は大事です。

しかしルノワールはどの距離でもぼんやり描かれていますので、近くで観たり遠くで観たりをあまり一所懸命繰り返すと

ピントが合わないメガネを掛けてしまったような感覚に見舞われます。

気に入った絵の絵葉書を買おうと思ったのですが、実物がどんなに素晴らしくとも絵葉書にしてしまうとなんだか違うものに変わってしまいます。

絵葉書でも作業の様が面白いのが「床に鉋をかける人々」でしたのでこれだけは購入しました。

http://orsay2014.jp/smartphone/highlight_works03.html

鉋が日本のものとは違うので気になりました。右はおそらくこのドイツ製の荒削り用の鉋ですね。

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中央の人が使っている道具がわかりませんでしたが、鉋がけの仕上げをしているようです。

オルセー美術館展は私どもの展示会前日の10月20日(10:00~18:00)まで開催しています。

 

担当:O